保護者の皆様へ
中学3年生の進路選択は難しい?
いよいよお子さまも、中学の最高学年になり、進路選択をしなければならない年を迎え、何かと悩まれることも多いのではないかと思います。どのように進路を選ばせたらよいのか、悩んでしまいますね。
まだ進路が決まらないから、ひとまず普通科高校へ・・・そんな選択もおおいにありそうです。普通科高校の先には、進学という選択肢は確かに広がるのですが・・・。
大学にいけば何とかなる?
少子化の影響で、今や「大学全入」などと言われ始めています。また、社会の第一線では、ずいぶん前から「学歴重視」から「実力重視」に代わってきています。また昨今の経済情勢の中で、大学は出たけれど就職できない大勢の若者もいるのです。
「大学で何を学び、何が出来るようになったのか」こそが、大事だと思うのです。そういう意味では、目的のある高校進学、ひいては大学進学も含めた進路選択であってほしいと思います。
東京の専門学校に進学、卒業後県内就職希望するも・・・
ある工業高校の校長先生のお話です。
同じクラスの2人の生徒のうち、一人は高校の斡旋で県内大手企業に正社員として就職しました。もう一人は、さらに勉強したい希望があったので、2年間東京の専門学校で学んできました。就職に当たって、県内にユーターンすることになりましたが、なかなか就職が決まりません。最終的には、もう一人の同級生が就職した県内企業に非正規の期間契約社員として採用されることになりました。
平成21年暮れ・・・「就職未定の生徒がいる!」
平成20年の11月、アメリカ合衆国の「リーマンショック」に端を発した世界同時不況。山梨県内の企業もことごとく不況の波に飲みこまれました。
保護者の方々の生活も大いに影響を受け、高校生の求人数も少なく、就職未決定の生徒も、担当の先生も大変な思いで年末を迎えていました。
「就職が決まらない生徒がいる!」ある工業高校からのそんなSOSを受けて、地元企業のグループが急遽集まりを持ちました。「あと1人なら受け入れるよ」と採用枠を広げてくれた企業が何社か出てきました。結果的に生徒たちは、無事就職内定をうけ、卒業式に臨むことが出来たのでした。
メイドインジャパンのものづくり
資源がない日本だからこそ付加価値の高い加工製品を生み出す。そうして、「メイドインジャパン」が確立されました。元来の日本人の器用さ勤勉さが「メイドインジャパン」をより強固にはぐくんできました。
ところが、近年は韓国や台湾、中国などの新興が著しく、大変な苦戦を強いられているのも事実です。しかし、こんな状況の中でも「メイドインジャパン」は健在です。「国内でつくり」「海外に送り出す」。その対象は製品ではなく、技術かもしれません。文化かもしれません。確実にこの山梨でつくられたものが、山梨の人の手で海外に運ばれ活躍しているのです。
そんな「山梨のものづくり」を支えているのが工業系高校であることをご存知でしたか?地元企業は工業系高校の人材育成を設備面やインターンシップなどの環境面でも支援しています。また逆に、工業系高校の人材育成が、地元企業のレベルアップを底支えしているのです。
こうした企業と学校の緊密な連携の中で、子どもたちの将来予想図もより確かなものになってきていると自負しています。
お子さまの進路選択に、工業系高校・・・そして「ものづくり」という選択肢を加えていただければ、こんなにうれしいことはありません。
山梨に住み、ものづくりを通して世界につながるという未来予想図・・・工業系高校の体験入学や学校説明会をとおして、そんな選択肢を子どもさんと一緒に考えてみませんか?

